作り帯の付け方-和装のポイント
最近では、本格的な着物を着る機会はめったにありませんが、夏祭りで「ゆかた」を着ることなどは、ちょっと見直されてきていると思います。
昔とは違った新しい着方も登場して、ファッションのひとつとして人気も上昇中ですが、正式な「ゆかたの着方」や「帯の結び方」ともなると、一人ではできない場合が多いようです。
「ゆかた」は普通の着物と較べれば手軽なものですが、それでも着付けに必要なものということになれば、ゆかた用スリップ、補正用タオル2枚、補正用腰ひも、クリップ、伊達締め、伸縮性腰ひも、伸縮性胸ひも、帯板などが必要となります。
また、帯には名古屋帯をはじめ、袋帯、丸帯 、半幅帯など色々な種類があるのですが、まずは小紋や紬などに使用する、一番応用範囲が広い「お太鼓結び」はマスターしておきたいところになります。
こうした着付け全体を教室などで学べればそれに越したことはないのですが、多くの人がなかなかそうはいかないと思います。
特にお太鼓の形というのはバランスのいい形で各人の体型に合うよう、形づくっていくことが必要で、ある意味非常に手間のかかる部分となります。
そこで作り帯の出番となります。作り帯にすれば、いつも一番いい形で、しかも手早く帯を締められるというメリットがあるわけです。